瓦屋根の種類と特徴

2021.01.07

皆さま、こんにちは。
岸和田市・忠岡町を中心に活動しております、有限会社前田瓦工業です。

雨や太陽の光から私を守る役割を果たしてくれている屋根。
私たちの暮らしには欠かせない屋根ですが、瓦や金属など用途に応じて様々な素材が使われています。

今回は、数ある屋根の中から、「瓦屋根」を取り上げたいと思います。
瓦の歴史はとても古く、飛鳥時代から続いているといわれております。

普段の生活で、屋根について目を向けることはあまりないかもしれませんが、
瓦屋根について少しでも知っていただきご自宅の瓦選びやリフォームの際にお役立てください。

陶器瓦

陶器瓦は、最も一般的な瓦で、主に住宅などに使われる瓦です。
粘土で形が作られた後、釉薬といわれるガラス質の薬剤を塗るため、ツヤのある見た目が特徴です。
釉薬は、瓦自体の色を変える事ができるため、自分の好みの色にすることができます。
また、耐水性が高まるため雨などにも強く、長持ちするのがメリットです。

いぶし瓦

いぶし瓦は、寺などの日本建築に使われることが多い瓦です。
陶器瓦の一種ですが、焼き方に違いがあります。
粘土で形を形成した後、釉薬は塗らずに窯の中でいぶすして作成します。
釉薬を使用しないため、ツヤなどは出ませんが、瓦の深い味わいを出すことができます。
窯で焼く際に、炭素が瓦に付着して、黒っぽい色合いに仕上がります。

素焼き瓦

粘土で形を形成した後、そのまま焼いたものが素焼き瓦です。
いぶし瓦と同様に釉薬を塗らないのも特徴の1つです。
いぶし瓦は炭素の黒っぽい色がつき黒っぽくなるのに対し、素焼き瓦は粘土そのものの赤っぽさが残ったまま仕上がります。
素焼き瓦のメリットとして、瓦そのものが軽く、耐久性が高いことが挙げられます。

セメント瓦

多くの瓦が粘土を素材に作られていますが、セメント瓦は粘土ではなく、セメントと水で作られています。
他の瓦に比べ、角張った形をしているのが特徴です。
セメント瓦は、作られた後に塗料で着色することができるので、色合いも自由に決められることができます。
ただ、年数を重ねていくと色が落ちてくるため、10年~20年を目処に、塗装を塗り直さないといけないというデメリットもあります。

今回は、4種類の瓦の特徴についてご紹介いたしました。
瓦屋根について、理解を深めていただけたでしょうか?
屋根の修理依頼、お悩みや不明点などございましたら、お気軽に当社にご相談ください。
お客様のご要望に応じて、柔軟に対応させていただきます。

前田瓦工業の屋根造りについてはこちら≫

▼ご相談・お見積もりはこちらから
TEL:0725-23-1880
メールフォーム

PAGE
TOP